topako’s blog

色えんぴつの歌

子供の頃から好きだったけど

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

「大人になったな」とか「何気に成長したな」と思うのは、昔は理解出来なかった事が理解出来た時。

先日の日記でも書きましたが、「風の谷のナウシカ」の7巻で、いまいちピンとこなかった箇所が、この前読んだ時、解ったのです。
「ああ。なんかやっぱ少し大人になったんだな。」と。
この一箇所が理解できて、ナウシカ理解はコンプリートしました。44歳にして(笑)

哲学は子供の頃から好きでした。それが「哲学」というものである事は分かっていなかったけど、“なぜ生まれてくるのだろう?どうせ死ぬのに”とか、“命とは?って聞かれたらなんて答えればいいのだろう?”とか、そんな事をよくお風呂でぐるぐると考えていました。
だから漫画やアニメも考えさせられるものが好きで、ナウシカはその一つ。

さて、これがきっかけでまた哲学的思考をしたくなり、以前から気になっていたこれを買いました。
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これは「アポクリファ外典)」と言われる旧約聖書の続編です。

続編はキリスト教カトリックでは旧約聖書に続く第二正典として認められていますが、ユダヤ教キリスト教プロテスタントでは認められていません。
続編無しの聖書は持っているので続編だけのが欲しかったのですが、無いんですよねー。
続編のあるものは必ず旧約聖書新約聖書と併せての本になっている。。

で、探したところ、スタディ版のこれだけが唯一続編オンリーの本として出版されており、悩んだ末に買いました。
なぜ悩んだかって、普通聖書は縦書きなのに、スタディ版は横書きなんですよ。
なんか慣れなくて(^_^;)
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読書は苦手です。
それでも読んだら、やはり発見がありました。

"人には自分の行いの因果応報で苦難に遭う人と、そうでない人がいる。
「トビト記」に登場するトビトと妻のサラは義人として苦難に遭う人で、
彼らの不幸は苦難の秘儀を探求するためのきっかけを提供するものである"と。

私はこれを読んで、秘儀つまり真理は苦難の中にこそ隠されている、というふうに思いました。
「秘儀」という単語を見て、すぐ「秘湯」を思い出したのです♨️
秘湯ってすっごい山の奥にあって簡単に辿り着けない所が多いですよね。
でもそういう温泉って効能が凄かったり、絶景だったり、温泉好きな人にとっては苦労しても行きたい温泉なわけですよ。
秘められたものは選ばれた(苦行に耐えられる)者にだけ明かされる。
選ばれた者とは秘められたものの価値が解る者。
だから“ツインレイ”の恋愛には苦難がつきまとうのでしょうね。
だから苦難の先には必ずそれ以上の恵がある。

これ、現実的にもすごく納得したりします。
なんかいい人に限って苦労してきた人が結構多いんですよね、周りみてると。
「苦労の数だけ優しくなれる」とかいう言い方もあるけど、苦労の数だけ捻くれる人もいます(笑)
そーゆー人は因果応報の苦難だったか、はたまた選ばれし者だったが堕天使ルシファーのように脱落したか。
(ま、それは置いといて)

とにかく、「真実は隠されたところにある」と。そう簡単には知ることのできないものなのだと。
そして、知ることが出来るのはありがたいことなのだと。

これを心に留めていれば、不条理な苦難の際、道を誤らずに済むかもしれませんね(^^)