読書感想文は大嫌い。
今週のお題「読書感想文」。
私、読書感想文って書けないんです。
なにって、そもそも本が読めない。読むのが辛い。疲れる。。
ことに大人になってからは目がチラチラして、どの行を読んでいるのか分からなくなってくる。
無理して読んだとして、感想文って何からどこから書いていいか、わからなくないですか?!
だって、本って100ページ以上あったりするではないですか。それを小学生の時なんか、書き方も教えてくれないでいきなり宿題に出されるんだから、ヒドイですよね。。(T T)
上手な人って、もう感想文自体が小説のように起承転結が素晴らしかったりする。もう、あなた物書きになったら?って感じ(笑)
さて、読書感想文はてんでダメですが、ブックカバーなら作れます。
浅草橋まで革を買いに行きました。
東京の浅草・浅草橋は革問屋の町だそうで、ちょっと大きめの手芸屋さんや東急ハンズなどでも売っていない大きいサイズや、色も革の種類も豊富で、もちろん革細工の道具なども、ここに来ればすべて揃えることができます。駅降りてすぐ、歩き進むと何件も革屋さんが。
3連休なら1つ作れるかな。
でも結構体力使うので、仕事が忙しくなってからは作っていません。
問題はブックカバー作っても、
あたし、本読まないんですよ。。
今これ「ベートーヴェンの生涯」が入っていますけど、これは私が大好きなバンド「人間椅子」のギタリストで本の虫の和嶋慎治さんが、人生を変えた本の一つに挙げられていらしたので買ったのですが、
ごめんなさい。 挫折(笑)
内容云々ではなく、この細かい字が追えませんでした(沈)
とくに作者が外国人だと、日本語に訳すとちょっと回りくどかったりして、文体に慣れるのに時間がかかるんですよね。。
で、このベートーヴェンを入れたまま、そろそろ1年。。いや2年。。
せっかく作ったので使いたいんですけどねぇ。。
本が読めないといっても、人生で1冊も読んでいないわけではありません。読めないながらも読める本もあります。
これはもう、相性なんだと思います。
一つは「ふしぎの国のアリス」。
子供の頃、この本を読んだ後、1ヶ月間くらい頭の中がワンダーランドでした。木の根っこの穴を見つけると「覗けば下の世界に落ちれるんじゃないか。」とか、ふっと振り向くと白ウサギが走っている気がしたり、やたらトランプゲームをしてみたり。
そしてあの独特の絵、テニエル画。線描写のあの絵に惹かれ、少しだけある私の絵心はテニエルの絵にすごく影響されたと思います。
ディズニーのアリスの方が可愛いのにねぇ。
テニエルのアリスの顔、けっこうコワイよ(笑)
コワっ。
コワっ!💦笑
、、、本当はここらで不思議の国のアリスの感想文ぽいことを書くべきなんでしょうが、、
いやー、書けない。。今、ちょっと書いてみようとしたけどダメだわ。
そうね。。
読んだ本はアリスと、あとヘルマン=ヘッセ。ヘッセの本はなぜかドイツ語を翻訳した際の独特さが案外気にならずに読めて、何冊か読みました。自分に重なる部分が多かったからだろうな。。
それと恒川光太郎さんの本。
「夜市」という本を貸してくれた人がいて、その表現というか雰囲気にすーっと引き込まれ、信じられないことに2日くらいで読み終えてしまいました。
全然分厚い本ではないけど、2日で読むなんて私にはありえない事(笑)
やはり自分の中にある感覚とぴったり合う世界観の本は読めるみたい。
だから本というより、その作家さんとの相性なんだろうな。
よく「本を読め、本を読め」としきりに言われるけど、
人生で3冊くらい良い本に出合えればいいと思うんですよ。
私は不思議の国のアリスに自分の感覚の基礎を作られ、ヘルマン=ヘッセに自分の深層心理を教えられ、恒川幸太郎さんに郷愁を見た。
考えてみれば自分と相性のよい本しか読めないんだから、読めた本は自分にとってすべて”良い本”になるね。なんかお得だわ(^^)